民商について

中小業者の営業とくらしを守る民主商工会
全国商工団体連合会(略称・全商連、民主商工会の全国組織)は 1951 年に創立されました。創立時の会員 1 万 8 千人から、今日では商工新聞 30 万、会員 20 万の組織に発展しています。全国には 600 を超える民商があり、すべての都道府県に連合会があります。各民商には身近になんでも話し合え相談できる班、地域に責任を持って活動する支部があります。

全商連は、徴税の嵐が吹き荒れた敗戦後の混乱の時代に、権力的な税務行政から納税者の権利を守る運動の中から誕生しました。そして国民本位の税制や、税務行政の民主的な改革を求め、申告納税制度と納税者の権利を守る運動をすすめてきました。

60 年以上の歴史の中で、中小業者の営業とくらしを守る多くの実績を実現させ、最近では地域金融機関を守り、多重債務者を救済しています。民商・全商連は、中小業者の仕事確保や融資の充実、地域経済が繁栄して、中小業者が役割を発揮できる、平和で豊かな社会をめざしてがんばっています。


民商運動三つの理念
  1. 民商・全商連運動は会員の利益・幸せだけでなく、中小業者全体、大きくは国民全体の幸福とつながっている。
  2. 要求と活動方法が道理に合ったものであったからこそ、さまざまな権力的攻撃のなかでも一貫して前進している。 団結こそ何ものにも勝る宝である。自らが大きく団結したときこそ、中小業者の切実な要求を実現することができる。
  3. 中小業者は、共通する要求で、労働者、農民などの国民階層とともにたたかうならば、その要求実現の道をさらに大きく切り開くことができる。